経産省、水素製鉄で審議会 開発加速へ2564億円追加 GI基金

　経済産業省は15日、グリーンイノベーション基金プロジェクトの製鉄プロセスの水素活用に関する審議会を開き、開発加速化へ2564億円の追加を提示した。世界的に激化する開発競争をにらみ、新たに電気溶融炉を開発するのに230億円を確保するほか、既存の開発テーマにも予算を拡充する。西村康稔・経済産業相は既存の1900億円に約2600億円を追加、2040年半ばとしていた実装時期を40年に前倒しする考えを示した。