名北工業、航空機部品製造に参入 尾張精機から加工移管

　大手ＣＨ鋼線メーカーの名北工業（岐阜県美濃加茂市、福西康和社長）は、来年にも航空機部品製造事業に新規参入する。航空機関連事業として航空機用材料の切断・販売や部品の非破壊検査を手掛ける同社は、このほど尾張精機(愛知県尾張旭市)の航空機ファスナー製品の製造部門を継承することで合意に至った。今夏に開設した犬山工場(愛知県犬山市)に、来年1月から設備の移設を行い試験生産を開始、2024年中の認証取得、商業生産のスタートを目指す。犬山工場の取得と移設・新設設備に約5億円を投じた。