2025年3月4日
秩父石灰工業 物流費高騰 価格転嫁へ 4月から順次 運送待遇改善に寄り添い
秩父石灰工業は物流費などのコスト高転嫁を本格化させる。製品の安定供給にはトラックなど輸送手段の安定確保が欠かせず、運賃や待機料など関連費用がかさんでいるためだ。石灰関連製品の需要は減少傾向が続くが、生産量の減少で固定費負担が増しており、燃料や人件費を含めたコスト上昇は大きいが、中でも足元は物流費の負担が重いという。物流費高の転嫁には安定供給を求める需要家側の理解も広がっており、需要分野ごとに順次転嫁を進める。