2025年4月17日
2月普通鋼鋼材受注3.2%減 270万5000トン 建設用低水準続く
日本鉄鋼連盟が16日に発表した用途別受注統計によると、2月の国内向けの普通鋼鋼材受注量は前年同月比3・2%減の270万5000トンと9カ月連続減少した。製造業用は前年に品質不正問題で急減した自動車分野の反動増で増加に転じたが、建設用は人手不足などから減少が続いた。海外需要の依存度の高い産業機械は大きく落ち込んだまま。米国の関税引き上げによる経済への影響が懸念され、製造・建設用ともなお低い水準で推移しそうだ。