建設段階では駅舎や高架橋、鋼橋、トンネル、レールなどさまざまな分野に膨大な量の鋼材が使われてきた。鉄だけではない。新幹線のボディー、電力供給ケーブルや情報通信ケーブルなど、アルミや銅といった非鉄金属素材の需要も押し上げた。新幹線の開通により北陸経済が一段と盛り上がり新たな投資を呼び込めば、将来にわたって北陸の地で鉄鋼や非鉄金属の需要が創出されることになる。
ただ北陸新幹線は金沢が終着駅ではない。東京、長野、新潟、富山、石川、福井を経由して大阪に至る総延長約700キロメートルを実現してこそ、経済的にも地政学的にも大きな意味を持つ。関東・関西という日本の2大都市圏を日本海経由で直通させ、太平洋地域で大規模災害が発生した際のヘッジ機能を担わなければならない。
現在は22年度の開業を目指し金沢―敦賀間の延長125キロメートルで建設工事が行われている。工事が本格化してくれば、金沢延伸開業時と同様に、鉄鋼や非鉄金属製品は重要な役割を果たす。






















