ＮＨＫ・Ｅテレの科学番組「すイエんサー」で企画・放送された知力の格闘技（企業対決）において、住友電気工業による「縁の下の力持ちチーム」が逆転優勝を果たした。

　「すイエんサー」は、毎週火曜日（午後7時25分―7時50分）に放映される科学教養番組で、同社が出場した企業対決は2週にわたって紹介。対決内容は、日本科学未来館（東京都江東区）を会場に、ペーパーロープウェーを制作して滑車を用い、斜度5度・長さ20メートルの距離を、2回のトライアルでゴールまでの到達時間の長さを競うというもの。各チームは制限時間45分が与えられ、Ｂ4の厚紙に3つのゴムボールをおもりに使用することを条件に、紙の形状やおもりの位置などを工夫しながら、滑走時間最長化を目指した。

　出場した4人組の各チームは、番組に出演する女性モデルの「すいエんサーガールズ」ほか3チーム（3社）で、合計4チームが参加。このうち、住友電工の「縁の下の力持ちチーム」は、1回目の滑走で3位だったが、ラストの2回目で逆転によりトップに立ち優勝した。同社から出場したのは、大阪本社および大阪製作所、住友電工焼結合金の技術者4人。会場には、東京および大阪本社から応援団が駆け付け、勝利を見届けた。