同日、同社本社で開催された記者会見で、石黒社長は7年の社長期間を振り返り「社長就任から2つの大きな当社の問題を認識していた。1つは受注量や原料、資材の値上がりなど環境変化に対する事業体質の脆弱性。これは不採算事業の撤退や競争力を有する分野への経営資源の集中、サーチャージを精力的に進めめどをつけた。もう1つのカーボンニュートラル社会の到来に際し、自動車の電動化などでわれわれの商品、商材の変化に求められるモノづくりの革新には、研究開発畑を歩み、イノベーションに長けた人物が必要だと感じた」と交代の背景を説明した。
また清水副社長は「新しいものを開発し、新しいお客さまに提供することを長く努めてきた。カーボンニュートラルなどに対しても、その経験を生かしながら、新しい事業、商材を増やすことを今まで以上に加速することが私のミッションだと思っている。当社はモータリゼーションとともに成長してきた企業。自動車の電動化などに伴い今後は特に、電気や電子、当社にとっては付き合いの浅い分野にしっかり注力する」と抱負を述べた。
▽清水哲也(しみず・てつや)氏=1985年3月名古屋大学工学部金属鉄鋼学科卒、同年4月大同特殊鋼入社。08年7月研究開発本部特殊鋼研究所先進材料研究部長、10年6月研究開発本部特殊鋼研究所長。14年10月鍛造製品本部マテリアルソリューション部長、16年6月執行役員マテリアルソリューション部長、17年4月執行役員技術開発研究所長、19年4月執行役員経営企画部長、20年4月常務執行役員経営企画部長、20年6月取締役常務執行役員経営企画部長、21年6月取締役常務執行役員機能製品事業部長、22年4月代表取締役副社長執行役員機能製品事業部長兼東京本社長(現職)。62年11月7日生まれ。愛知県名古屋市出身。























