軽圧大手2社増益 4―12月期

国内アルミ圧延大手3社の2023年4―12月期決算が出そろい、ＵＡＣＪが営業利益から棚卸資産影響などを引いた事業利益（国際会計基準）で前年同期比76％増となった。日本軽金属ホールディングス（日軽金ＨＤ）も経常利益が2・2倍に増えた。神戸製鋼所のアルミ板事業は損失を計上した。国内の事業環境は自動車など輸送機向けが堅調だった一方、缶材は軟調に推移。半導体製造装置向け厚板は減少が続いた。24年3月期予想はＵＡＣＪが事業利益を20億円上方修正した。神戸製鋼所は経常損失が前回予想より5億円縮まるとみる。