2025年7月8日

リチウム相場底入れ探る 鉱山・塩湖も採算割れ

 リチウムイオン電池(LiB)に用いるリチウムは、底入れを探る展開が続く。LiB向けの主要品目である水酸化リチウムの国際価格は前月比6%安のキロ8ドル台。中国の供給能力過剰で安値圏から抜け出せずにいる。僚品の炭酸リチウムも同様の値動きだ。レアメタル商社は「足元価格は上流の豪鉱山や南米の塩湖も採算割れの水準。いずれ、どこかのサプライヤーが値上げして自律反発するのでは」と分析する。

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