これまで同水準になりがちだったH形鋼と一般形鋼の販売価格についても、品種間に必要な値差が市場に浸透してきた。一般形鋼はH形鋼に比べて小口販売が多く、店売り市場ではこうした販売形態に応じた価格差がおおむね認識されているという。
直近のメーカー値上げは鋼板類が中心で、形鋼類は据え置きが続いた。ただ、形鋼類も次月以降値上げに踏み切る可能性が高いとみられる。同社の担当者は「メーカーとしても、一連の値上げは完遂されておらず、不足分を押し上げてくるとみている。需要面で一部大型案件の情報があるものの、われわれの倉庫から出る中小案件は依然として乏しい状況が続いている」と見立て、「これまでのメーカー値上げの未転嫁分、自社の人件費、物流コストなどの流通コストを販売価格に転嫁していくことが急務だ」と語気を強める。















