2012年3月9日

東京製鉄の輸出商談、目標価格帯に到達

 東京製鉄は、4―5月積みの輸出商談で価格交渉が進展し、一部案件ではFOB(ベース品)でホットコイル700ドル、H形鋼800ドルで成約を見ており、照準に合わせていた価格レベルに到達し始めている。

 輸出はアジア向けを中心に堅調で、ホットコイル、酸洗コイル、厚板、H形鋼の対象品種で引き合い、受注が増加。これに連動する形で輸出価格も上昇し、「海外マーケットが活況を呈しており、為替が円安に振れていることもあって、積極的に輸出を行い、採算も改善している」(今村清志・取締役営業本部長)とし、状況を見ながら輸出価格引き上げに注力する。







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