2011年8月1日

粗鋼生産計画 前期比4・5%増、2756万トン 7―9月

 経済産業省が29日に発表した、2011年度第2四半期(7―9月)の粗鋼生産計画は、2755万7000トンと前期(実績見込み)比4・5%増え、2期ぶりに増加した。東日本大震災で被災した製鉄所の復旧に加え、自動車など需要産業の生産活動が回復しているため。

 ただ、在庫水準が依然高く、円高や電力制約など下振れリスクがみられることから、経産省では、「震災の復興需要も秋以降と予測されており、需要をよく見極める必要がある」(塩田康一・鉄鋼課長)と需給を注視するよう促した。







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