日本金属、加工品事業 タイに進出 福島工場から移管

　ステンレスリローラー大手の日本金属は9日、ロール成形品と平鋼などの加工品事業でタイに進出すると発表した。7月1日に稼働し、2013年度までに年間1000トンの生産・販売を目指す。成形機2基体制からスタートし、機械・技術・製品とも全て同社福島工場から移管する。東南アジアで建材・成形加工品の市場拡大が見込めることから、タイに生産拠点を置くことを決めた。

　タイにはニッポンキンゾク（タイランド）の現地法人があり、主にステンレス帯鋼を切断・加工しているが、新たに加工品事業部を創設し、2事業部体制に拡大する。総投資額は1億円。