中国市況、熱延値上がり鈍化

　中国鋼鉄工業協会（ＣＩＳＡ）が2日に発表した7月第5週の熱延コイル市況は、前の週に続き各地で上昇した。北京はトン4370元（約5万6800円、3・0ミリ厚）と前週比190元高、4・5％上がり、2週間で計370元上昇。冷延鋼板も各地で反転した。底値とみた需要家が購入に動き、流通の利益確保の要望が強まったためとみられる。ただ、需給調整が続くため、すでに値上がりは鈍化し、一時的な反騰にとどまりそうだ。