伊藤忠、豪州で石炭権益取得 280億円投資

　伊藤忠商事は8日、資源開発子会社の豪ＩＭＥＡが、豪ニューサウスウェルズ州の未開発石炭鉱区、モールスクリークの権益15％を3億4500万豪ドル（約280億円）で取得することで、豪石炭開発のアストン・リソーシズと合意したと発表した。合弁形態で非微粘炭、一般炭の炭鉱を開発し、2012年度の操業開始をめざす。

　ＩＭＥＡはモールスクリーク炭の対日独占販売権、他国向け優先販売権を取得した。追加の権益取得で交渉を続け、高品位炭の権益、トレードをともに拡大したい考えだ。