新日鉄住金、ティッセン米工場買収 Ａミッタルと合弁化

　新日鉄住金は30日、鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルとともに、独鉄鋼大手のティッセンクルップの米工場を15億5000万ドル（約1550億円）で買収すると発表した。年産約530万トンの熱延ミル以下溶融亜鉛めっきライン（ＣＧＬ）3基までの工程を備える最新鋭工場は、2014年中ごろまでの買収手続き完了後、アルセロール・ミッタルと新日鉄住金の折半出資合弁事業として運営する。北米市場の自動車生産が回復する中、新日鉄住金は高強度で成形性の高い超ハイテンの追加供給力を確保する。