世界直接還元鉄生産 13年、初の7500万トン台突破

　世界の直接還元鉄の2013年の生産量は前年比2・8％増の7522万トンとなり、初めて7500万トン台を突破した。米ミドレックスまとめによるもので、中東・北アフリカ、ロシア、カナダが増加する一方、アジア・オセアニア、南米、アフリカ（サハラ砂漠以南）、西欧が減少した。インド、ベネズエラが原料ネックなどで減少を続ける一方、イラン、サウジアラビアなど中東は増加を続けており、シェールガス開発が進む北米の生産拡大が見込まれている。