新日鉄住金、米で超ハイテン生産

　新日鉄住金は鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルとの米国の自動車鋼板合弁工場、ＡＭ／ＮＳカルバートに追加投資し、超ハイテンの現地生産に乗り出す。約100億円をかけて熱処理設備を2016年末までに改造し、海外初生産となる1180メガパスカル（ＭＰａ）級の鋼板を17年以降生産できる体制を整備する。燃費など規制強化で自動車会社が軽量化のためにハイテン使用を高度化しており、より高度な鋼材に対する需要に応じる。