豊田通商、金属事業の一部を子会社移管

　豊田通商は24日、金属事業の一部を2016年4月1日付で、既存子会社の豊通鉄鋼販売（ＴＴＨ）と豊通マテリアル（ＴＭＩ）に承継させると発表した。非鉄系の100％子会社であるＴＭＩは、豊田通商の鉄鋼部、特殊鋼・線材部、非鉄金属第一部、東京金属部、大阪金属部、浜松金属部、九州金属部が現在手掛ける、非鉄製品（地金は除く）と非鉄リサイクル品の仕入れ販売業、鉄・非鉄のスクラップ回収販売業を引き継ぐ。鉄鋼製品を扱うＴＴＨには、豊田通商本体の鉄鋼製品販売事業の一部を継承させる。集約化を進め、経営基盤の強化を図る。ＴＭＩが受け継ぐ事業の2015年3月期売上高は1866億円、ＴＴＨは同1075億円。ＴＭＩは現在、非鉄製品部、非鉄リサイクル部、鉄鋼原料部を擁する。