2019年2月12日

日立金属、海水淡水化前処理用吸着フィルター開発

 日立金属は12日、海水淡水化において逆浸透(RO膜)の目詰まりを抑制するセラミックス吸着フィルター(CAF)を開発したと発表した。シンガポール南洋理工大学の南洋環境水処理研究所(NEWRI)との共同実証実験の結果、RO膜の目詰まり原因物質をCAFで吸着することで、海水淡水化プラントの稼働率低下の原因であるRO膜洗浄頻度を大幅に低減できるという数値を得ており、同社では、造水コストの低減が期待できるとして、実用化に向けた取り組みを加速させ、水処理ビジネスの中心であるシンガポールから事業展開を進めるとしている。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more