2010年3月12日

ジェイ・パワーシステムズ、黒字持続へコスト削減

 高圧電力ケーブルの価格競争が海外市場で激化し、日本メーカーは受注力の再強化を迫られている。

 住友電気工業と日立電線が折半出資する高圧電力ケーブル製造会社、ジェイ・パワーシステムズ(本社=東京都港区、JPS)は2011年3月期、「利益の低下は避けられない。黒字維持にはコスト低減が必須」(福永社長)と厳しい業況を想定する。海外大型件名の受注残が減っており、工場の稼働率維持も新年度の重点課題になる。

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