銅建値8万円下げ69万円、鉛2・2万下げ、亜鉛3万下げ

　日鉱金属は６日、５月積み銅建値をトン８万円（10％）引き下げ69万円に改定したと発表した。海外相場の急落を反映して３月１日以来２カ月ぶりの安値をつけた。下げ幅はリーマン・ショック後の２００８年10月27日以来の大きさ。

　三菱マテリアルは６日、５月積み鉛建値を４月積み最終値からトン２万２０００円引き下げ、23万３０００円に改定したと発表した。国内連休中に海外の非鉄金属相場が総崩れとなり、鉛建値の指標となるＬＭＥ鉛現物も大幅安となったため。先月中旬の直近高値26万５０００円から12％下落した。

　三井金属は６日、５月積み亜鉛建値を４月積み最終値からトン３万円（11％）引き下げ、24万円に改定したと発表した。非鉄全般の下げに伴い、指標となるＬＭＥ亜鉛現物相場が大幅安となったため。