2017年3月21日

東京電力、10年以内CV化210キロ 火災事故停電で報告書

 東京電力ホールディングスの事業会社で送配電業務を担当する東京電力パワーグリッドは16日、昨年10月12日に東京都内の一部地域で大規模停電を引き起こした新座洞道火災事故の問題について、出火原因や再発防止策をまとめ、報告書を発表した。それによると、今回は極めて稀なケーブル絶縁破壊により火災に至ったという推定原因を踏まえ、新たな点検管理手法を採用するとともに、OFケーブルのCVケーブル化を推進。具体的には、10年以内に約210キロメートル、20年以内に累計520キロメートル、30年内に同約720キロメートルのOFケーブルを、順次CVケーブル化する計画を策定した。今後は電線メーカーなどと連携し、改修に向けた取り組みを強化していく見込みだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more