東大 金属積層造形でクラファン 新合金を開発へ

東大 金属積層造形でクラファン 新合金を開発へ
東京大学大学院新領域創成科学研究科は、日本初の学術系クラウドファンディングサービス「アカデミスト」を活用した研究支援の募集を開始した。第1弾として、御手洗容子教授が金属積層造形(3Dプリンター)を用いた新材料の製造技術の確立に挑戦。ジェットエンジンを支える新規軽量耐熱材料の開発に向け、研究資金の調達を試みる。募集期間は10月29日午後5時まで。

現在、ジェットエンジンなどにはニッケル基超合金を使う。同研究では、より軽量で高温力学特性に優れた新素材として、チタンやクロムの合金の開発に着手した。ただこの合金構造はもろくて割れやすいことが課題。

 そこで積層造形技術に着目した。金属粉末から複雑形状を製造できる。結晶の向きも制御でき、より高性能な組織形成を実現すると期待される。

 これに加え、積層造形に適した新しい合金組成と製造条件を同時に開発する。材料とプロセスを一体で設計することで、次世代の軽量耐熱材料の実現を目指す考えだ。

 支援金は研究に必要な金属粉末の購入や粉末混合・積層造形の試作、作成した材料の組織観察などに活用する。金額によって異なるが、金属組織のポストカードや研究室ツアー、オンラインサイエンスカフェなど、アカデミアならではのリターンを用意している。

 同募集のURLはhttps://academist-cf.com/projects/431

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