2009年5月13日

近江産業、ニッセイシャー子会社化

 近江産業(本社=大阪市中央区、小八木規之社長)はこのほど、ニッセイシャーライン(本社=大阪市住之江区、塚田周次社長、略=ニッセイシャー)の全株式(3万2000株)を取得、子会社化した。

 薄板業界の厳しい環境に対応するとともに、ニッセイシャーの後継者問題を解消、子会社化することで相乗効果を引き出すのが狙い。近江産業はすでに3月末に南港鋼板センターの薄物用の大型レベラー2基を休止し、薄物のレベラー加工をニッセイシャーの本社工場に移管している。

 1―2年後をめどに、ニッセイシャーを近江産業に吸収統合するとともに、中期的には南港地区グループのコイルセンター機能を鶴浜鉄鋼センター(大阪市大正区)に集約する方向で検討している。集約後、鶴浜のコイルセンターの加工能力は月間3万トンとなる見通し。







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