日新製鋼、海外伸長市場を捕捉

　日新製鋼は25日、４月にスタートさせる連結経営計画（２０１０―11年度）を発表し、２年間で徹底的な事業競争力の強化と新たなマーケット開発・成長分野への取り組み、海外伸長市場への展開を推進する方針を示した。

　その上で５―10年先を見据え、ステンレスでは世界戦略の展開による総合力でのグローバルトップメーカー、表面処理鋼板ではＺＡＭの月産10万トンへの倍増など規模拡大をそれぞれめざし、特殊鋼鋼板では国内トップシェアを維持しつつ海外展開を推進していく。これら主力３事業の素材開発力とグループ会社の加工技術を融合・深化させ、建設分野での新たな鋼材加工事業も展開していく。