2011年2月3日

1―3月粗鋼計画、リーマン後 最高2840万トン

 経済産業省は2日、2010年度第4四半期(1―3月)の粗鋼生産計画を発表し、2839万8000トンと前期実績見込比2・6%増え、リーマン・ショック後の最高となった。同期需要見通しを5・6%上回る。四半期最高レベルの鋼材輸出がけん引し、伸び率では自動車向け中心の特殊鋼鋼材が大きい。

 経産省は、「国際競争が激しく海外市場がリスク要因で、豪州の原料供給も懸念される。国内の在庫水準は高く、需要の変化を注視する必要がある」(小糸正樹鉄鋼課長)とし、製品・原料需給への警戒感を示した。







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