2012年12月18日

東京製鉄、条鋼類の実行販価を引上げ

 東京製鉄は17日、2013年1月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)に関して、条鋼類の実行販売価格を値上げすると発表した。H形鋼、縞H形鋼、I形鋼、溝形鋼をトン3000円、異形棒鋼を同2000円それぞれ値上げする。建値(販売価格表)は変更しない。鋼板類は4カ月連続で据え置く。

 「鋼板類、条鋼類ともに3カ月連続で据え置いてきたが、建値を下回るマーケット実勢価格に連動する形で、当社の販売価格も一部下押ししたことから、条鋼類の実行販価を戻していく」(今村清志・常務取締役営業本部長)とした。

 東鉄は鋼板類が03年12月契約で、H形鋼は04年8月契約でそれぞれ実行販価を値上げしているが、建値を変更しない値上げは、近年では異例の対応となる。







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