2014年2月10日

ステンレス一貫3社、全社 経常黒字を確保

 ステンレス一貫メーカー3社の2013年4―12月期連結決算が7日出そろい、全社が前年同期の経常赤字から一転、黒字を確保した。世界的にステンレスメーカーの業績が悪化する中で、国内3社は利益重視を掲げ、独自製品や高付加価値品を前面に出す営業戦略が奏功した。国内の建材需要が回復していることも追い風となった。通期でも全社経常黒字の見通し。販売価格の引き上げで、ステンレス市況が上昇。新日鉄住金ステンレス(NSSC)と日本冶金工業は1―3月期で黒字となりそうだが、日新製鋼ホールディングス(ステンレス部門)の同期は、製鋼3割減産や周南製鋼所の定修の影響などで、5億円の赤字を見込む。







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