2014年11月28日

電力燃料調整費、高止まり 普通鋼電炉、コスト増続く

 2014年4月以降、電力燃料調整費(特別高圧ベース)が高止まりしている。東京電力管内の燃料調整費は4月以降で1キロワット時当たり2円を超える状況が続いており、12年4月に実施した原子力発電所稼働停止に伴う電気料金値上げ額(自由化部門、特別高圧ベース)を合わせた場合、1キロワット時当たり4円を超え、電力コスト負担額はトン当たり2500円前後。高付加価値品、小ロット生産品など、品種によってはさらに上昇している。加えて、円安によって合金鉄をはじめ輸入資材価格が上昇、鉄スクラップ価格も高止まるなど、普通鋼電炉メーカーのコスト負担増は続いている。

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