普通鋼輸入、10か月ぶり増37万トン

　日本鉄鋼連盟が29日発表した8月の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸入量は前年同月比6・7％増の37万2000トンで、10カ月ぶりに増加した。前月比でも9・4％増で2カ月振りに増加した。供給過剰構造の中、米国のＡＤ措置などで締め出された鋼材がどこに向かうか、関係者は懸念を深めていたが、ジワリと日本にも入着が増えている。韓国、台湾、中国の主要3国はいずれも前月比増となっている。