2021年10月18日

Cr系ステンレス冷薄 関東市況、30万円到達

 関東地区のクロム系ステンレス冷延薄板市況は、トン当たり1万円上伸し、SUS430ベースサイズで同30万円が浸透した。原料高によるメーカーの値上げと需給のタイト感から、市況は高値寄りの展開が続いていた。主原料のフェロクロム価格がリーマン・ショック以来の高値を付けるなど「価格が安くなる要因は見当たらない」(流通筋)状況下、流通は来月にかけて同1万円の販売価格引き上げ時期をうかがっている。