2022年10月21日

22年見通し 世界鋼材需要18億トン割れ 2.3%減に下方修正

 世界鉄鋼協会が19日発表した短期見通しによると、鋼材最終製品の2022年の需要は17億9670万トンと前年比2・3%減る。4月の微増見通しを4350万トン下方修正した。前年比で15年以来の減少に転じ、20年以来の18億トン割れ。中国が2年連続で減少するほか、欧州などの減少が響く。23年の世界需要は小幅な回復に転じるが、21年水準を回復しないと想定。インドなどの伸びは続くが、中国は横ばい、欧州は減少が続く見通し。インフレ、エネルギー危機や金融引き締めの影響など下振れリスク要因も指摘している。

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