2010年12月15日(水)
 JX日鉱日石金属は14日、12月積み銅建値をトン2万円引き上げ、82万円に改定したと発表した。国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の銅相場の続騰を反映して、9日の年初来高値を更新した。月内推定平均も2年3カ月ぶりに80万円に乗せた。銅に追随してLMEの亜鉛相場も上昇。

 これを受け三井金属も、12月積み亜鉛建値を5000円引き上げ24万円に改定すると発表した。1カ月ぶりの高値水準となる。
 銅スクラップの市中相場が伸び悩んでいる。銅建値がリーマン・ショック以降で初めてトン80万円台に乗せ、売り手は利益確定売りを急ぐ。一方の買い手は、荷繰りが先月から改善しているため、高値を追いかけて手当てする必要がなくなった。年明け以降は需要が一段と弱まる見通しで、当面は高値が出にくい状況が続くことが予想される。
 住友軽金属工業グループの住軽テクノ(本社=東京都千代田区)は、関東地区で在庫販売を行っているアルミ棒のロールマージンをキロ30円引き上げた。これまでアルミ棒を在庫していた住友軽金属の千葉製作所(千葉県柏市)が3月で操業停止となったため在庫場所を変更したが、運送費・諸管理費などのコストが上昇していた。