中国10月 鋼材輸出量15％増 内需低調、輸入は大幅減

　　中国の10月の鋼材輸出量は518万4000トンと前年同月比15・3％増え、6カ月連続増加した。国内の需要が不動産市場の低迷や新型コロナウイルス対策による移動制限などで秋の需要期ながら低調に推移し、余剰の特に鋼板類が海外に振り向けられた。前月との比較も4・0％増え、5カ月ぶりに増加した。長引く不動産不況や冬場の不需要期から需要の不振が続き、鋼材輸出は11月以降も一定の水準を維持する見込み。内需の鈍さから鋼材輸入は大幅に減少した。