2025年1月17日

鉄スクラップ市況膠着 輸出入札高値も電炉静観

国内の鉄スクラップ市況は2カ月以上膠着している。国内の電炉メーカー各社は鋼材需要の不振を背景に原料調達価格を変えずにおおむね静観しており、海外市況の冷え込みが深刻で輸出商談も停滞中。昨年12月初旬から足元にかけて為替の円安が進んで円建ての輸出価格を引き上げ、10日の関東鉄源協同組合の鉄スクラップ輸出入札では国内相場を大きく上回る高値が付くなど強気材料もあるが、市場を盛り上げるには至っていない。鉄スクラップ相場は下押し圧力を受けつつ様子見状態が続き、目先変動するとしても小幅にとどまる可能性が高い。





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