日本金属、マグネ合金に新鋼種

　ステンレス精密圧延大手の日本金属は、マグネシウム合金事業をステンレス、特殊鋼、極薄ケイ素鋼に次ぐ第4の柱に据え、2013年度までに現行比約30％増の年産60トン体制を構築する。スマートフォンや小型情報端末の内部部品としての需要が急増しており、国内最大手のマグネ合金展伸材メーカーとして、商品バリエーションを増やし新規需要を捉える。ＬＺ91というリチウムを9％含有した新商品のサンプル出荷を終え、来年度からの量産を目指す。