2010年9月1日

薄板3品在庫、2カ月ぶり増369万トン

 7月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比1・8%、6万4000トン増の369万4000トンとなった。

 建築需要の低迷および、その中での輸入材の増加などが影響し、熱延鋼板を中心に2カ月ぶりに増加。在庫率としては3カ月ぶりに2カ月を上回り、需給緩和の危険水域に入ったといえる。9月末のエコカー補助金の打ち切りなどにより今後、国内需要の縮小が見込まれるなか、高炉メーカーの間には危機感が高まっており、需給適正化に向け減産が行われる見通し。







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