2010年9月29日

鉄スクラップ市況続落、需給均衡も輸出停滞響く

 国内鉄スクラップ市況が続落した。直近の炉前価格(H2)は、前週比500―1000円安のトン3万500―3万2000円。けん引役となる輸出市場の停滞が要因。今月上旬に他地区より先に下落した関西地区に引き続き、関東でも約2カ月ぶりにメーカーが購入価格を引き下げた。内需が堅調に推移していることや、既契約分の輸出船積みが続くため、「価格が大幅に下落する可能性は低い」(流通筋)とみられている。







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