上期粗鋼28％増5542万トン 製造業分野・輸出けん引

　日本鉄鋼連盟が19日発表した2010年度上期（4―9月）の全国粗鋼生産量は、前年同期比27・9％増の5542万トンだった。国内需要は建設分野の低迷が続いたが、自動車向けを中心に製造業分野の回復が続き、鉄鋼輸出も堅調に推移した。

　転炉鋼が29・8％増の4327万トン、電炉鋼は21・6％増の1215万トンとともに回復。鋼種別では普通鋼が20・5％増の4302万トン、特殊鋼は62・4％増の1240万トンと大きく戻した。