2015年9月18日

新日鉄住金・POSCO 方向性電磁訴訟、18日弁論準備手続き

新日鉄住金が、韓国POSCOとPOSCO・ジャパン、旧新日本製鉄(現新日鉄住金)元社員に対して提起した、方向性電磁鋼板の技術不正取得・流出に関する民事訴訟の第18回弁論準備手続き(非公開)がきょう18日午前10時から東京地方裁判所で行われる。

新日鉄住金は、方向性電磁鋼板の技術に関する営業秘密を不正に取得・使用しているとし、不正競争防止法などに基づいて、韓国POSCOとPOSCO・ジャパンを被告として1000億円の損害賠償と、同鋼板の製造・販売の差し止めを求める民事訴訟を東京地裁に提起。同時に、POSCOの同秘密取得・使用に加担したとして、旧新日鉄元社員1人に損害賠償などを求める民事訴訟を提起した。

韓国の現地紙は9月14日付で、両社が和解も視野に入れて交渉を進めており、POSCOが和解合意金として約300億円を支払う意向であると報じた。新日鉄住金の広報センターは、「係争中のため、コメントできない」としている。POSCO側は、「訴訟で解決することだけが選択肢ではないと判断し、並行して和解を検討しているが、現時点で何も確定していない」とコメントしている。







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