2016年2月24日

UACJタイ、本年12万トン目指す

 UACJがタイに設立したアルミ板一貫製造拠点、UATHは2016年に最大12万トンの年間生産量を目指す。同社の山口明則社長は産業新聞などに対して「東南アジアや中東・オセアニアなどで、缶材や自動車熱交換器材に使われるアルミ板の需要は今後も堅調に推移する」との見通しを示した。特に景気に左右されにくい缶材の需要は強く、タイ国内で2020年までに約9割伸びるほか、タイ以外の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と豪州で3割、中国も8割増えるとした。こうした需要を取り込み、早期の黒字化を達成したい考えだ。生産能力を早期に現在の20万トンから30万トンに引き上げたい構えで、山口社長は「設備増強に向けて引き続き検討する」と話した。







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