2017年9月25日

合同製鉄、ビレット輸出選別受注を強化

 合同製鉄は船橋製造所(船橋市南海神)で手掛けるビレット(鋼片)輸出に関して、選別受注を強化している。韓国やフィリピンなど海外需要家の合同製鉄に対するビレット輸入引き合いは月間平均6万トン前後に達する一方、同社のビレット輸出数量は月間平均1万2000トン前後と、圧延(異形棒鋼の製造)とのバランスで対応能力に限界があることから、採算重視の姿勢を強め、商社経由による新規明細で輸入提示価格(ビッド)上位から受注する方式に切り替えた。中国の地条鋼全廃による影響で海外需要家の日本産ビレットに対する旺盛な輸入意欲が続いており、ビレットの需給タイト化で選別受注を余儀なくされるケースが出始めている。







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