日立造船・愛知製鋼、ORC中温廃熱回収プラント 実証試験で合意

　日立造船は18日、愛知製鋼と共同でオーガニック・ランキン・サイクル（ＯＲＣ）中温廃熱回収プラントの実証試験を行うことで合意したと発表した。発電規模は約150キロワットで、愛知製鋼・知多工場に実証プラントを設置し、今年10月から試験を開始。工場廃熱の有効利用や電力供給、ＣＳＲ（企業の社会的責任）などの観点から廃熱回収発電設備の有用性を検討し、従来は電力として回収されてこなかった温度域の未利用廃熱を利用して、2000キロワット以下の発電に適したＯＲＣ中温廃熱回収技術を実証する。