2019年10月8日

粗鋼需要、10―12月2569万トンに増

 経済産業省が8日発表した2019年度第3四半期(10―12月)の見通しによると、出荷等相当粗鋼需要量は前期実績見込比0・8%増の2569万トンと2四半期ぶりに増える。需要は内需が増勢に転じる一方、外需は減少に転じる。内需は造船などが減り、建築も減るが、土木、産業機械などの増加が補う。輸出は市況の悪化などで減る。経産省金属課では薄板など在庫水準がまだ高いとして、内需の動向や海外の通商措置などを見極めた慎重な生産対応が必要としている。







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