2019年11月18日

東京製鉄の12契、2カ月連続全種据置き

 東京製鉄は18日、2019年12月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月連続。同日会見した今村清志・常務取締役営業本部長は、「国内外の鋼材市況が大底圏を脱しつつある中、製造コストが高止まりしており、今後、採算回復のタイミングを探るものの、足元の状況を考慮し、全品種で価格を据え置く」と述べた。ロシアやインドなど各国ミルが安値を修正しており、国内外マーケットで潮目に変化が見られるものの、「値上げ時期は近いと思いたいが、もう少しタイミングを見極めていく」(今村常務)と判断した。

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