2020年3月23日

流通2団体経産省ヒア 4―6月需要下振れの公算大

 全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通2団体は19日、経済産業省ヒアリングで2020年度第1四半期(20年4―6月期)の需要見通しを報告した。自動車はトヨタの生産が1日当たり3月1万3100台、4月1万2700台、5月1万3100台で3―5月は前年比13・5%減の減産とみている。米中貿易摩擦の影響もあり、昨秋以降、自動車販売、建・産機、建設と活動水準が低下。さらに新型コロナウイルス感染拡大で先が見えず、計画見直しなど下振れの公算も大きい。19年度の造船需要は前年度並みの約350万トンだが、20年度は320万トンレベルと予測。建設も端境期から抜けるのは21年春先といった見方もあり、減少の可能性を指摘した。







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