2020年9月1日

造船・海洋構造物用、鋼材消費2割減265万トン

2020年度の造船・海洋構造物用鋼材消費(購入)量は264万5763トン(前年度比20・9%減)の見通しで、3年ぶりに前年度実績を下回る。02年度以来18年ぶりの300万トン割れで、低迷する造船業はコロナ禍が追い打ちをかけ、関連する鋼材需要も減退する。日本造船工業会が1日発表した造船関係資料によると、19年度は334万1406トン(同0・2%増)で2年続いてわずかながらプラスを記録する。16年度には346万6807トンにまで増え、18年度は333万4456トン(同3・8%増)と推移。19年度も微増となったが、船舶受注量の大幅減が継続しており、20年度は鋼材消費量減を強いられている。

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