2010年2月24日

山本貴金属地金、記念貨幣事業に参入

 貴金属精錬・加工の山本貴金属地金(本社=大阪市天王寺区、山本隆彦社長)は造幣局の記念貨幣事業に参入した。昨秋に設備を新たに導入し、このほど銀貨用円形の製造を始めた。厳しい品質基準に慣れることで、全社的な技術レベル向上を図る狙いもある。

 同社は昨秋、高知第1工場(高知県香南市)に円形打抜プレス2台、特注の縁付け機械、真空焼鈍炉、バレル研磨機などの生産設備を導入した。これらの投資額は付帯設備を含めて約1億円。今月、銀貨用円形9万枚分の初納入を完了した。この銀貨用円板は造幣局に納入後、刻印が施される。







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