2015年11月27日

アルミ総需要、上期減少

 日本アルミニウム協会が27日発表した2015年度上期(4―9月)のアルミ地金・一次加工品需要(アルミ総需要)は前年同期比1%減の202万9079トンで、年度上期として2年ぶりに前年実績を下回った。14年度上期はUACJタイ工場向けに素条(半製品)の輸出が新たに始まり、これがけん引役の1つとなって生産が6年ぶりに200万トンの大台に乗った。今上期はその効果が薄れる一方、消費増税の影響から脱し切れず、建設・自動車分野を中心に需要が停滞。主力の圧延品をはじめダイカストや鋳造品などでも需要の地盤沈下が進んだ結果、200万トン台は維持したものの、前年同期に届かなかった。







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